最終更新日: 2003.6.14

                 

 他県で少年サッカーの指導者をやっている某氏は独善的なスポーツ心理学に凝っており,表題の投稿をしてくれました。自己体験をもとにサッカー雑誌の記事も引用させて頂いたそうです。TomTomBOX でも「サッカー場で困ってしまう、いろいろな人々の生態」が紹介されています。ということで,もし心当たりがあったとしても,あくまでどこにでもある一般論としてご覧になって下さい。

 この他の困った生態があれば,掲示板御意見箱に投稿して下さい。このページに反映させて頂きます。

 

 「サッカーは紳士のスポーツ」とは言っても,人間が関与している限り,そこには様々な困った生態が見えます。あなたにも思い当たるであろう生態を羅列してみました。といっても,サッカーに限ったことではありませんけどね。

 

子供の場合

1

練習はよくサボるが、試合になると現われる。(団員の少ないチームだと,練習しなくても試合に出れるんだも〜ん)

2

逆に,練習には来るが、試合になると休む。または,試合には出たがらない。(緊張せずに試合を楽しみましょう)

3

指導者によって態度を変える。(指導者会議で話題になって,ブラックリスト入り)

4

自分が出場しないと試合にならないと思い込んでおり,交代させられると文句を言う。(交代させられた理由を考えてね)

5

味方の選手のミスを執拗にとがめるが,自分のミスには寛容である。(大人にも多いですね)

6

チームメートには言いたい放題で,指導者の言うことにも反発する。(どんなにサッカーが上手でも,試合には使いません)

7

審判の判定に文句を言う。(文句で判定が覆るのはごくまれで,むしろ,イエローカード>レッドカード となります)

8

試合中だろうが試合後だろうが,所かまわず相手チームの悪口を言いまくる。(サッカーは紳士のスポーツだ)

9

試合中に相手の選手と談笑している。(みんな友達の気持ちは大切ですが,緊張感に欠けるので,試合後にね)

10

大げさに倒れるのがとても上手い。(或る意味の特技ですが,度重なると審判の印象が悪くなります)

11

ボールが頭に飛んでくると逃げる。(頭は考えるだけのものではないのです)

12

試合中,ボールが来ないとすぐ休憩モードに入る。(省エネはスポーツには無縁です)

13

靴のひもが結べず、試合中に親に駆け寄る。(ひもの結び方くらい教えておいて下さい)

14

ベンチの指示より,応援している親の指示に従う。(親の教育の成果?)

15

監督が作戦を話している間,別のことをしている。(だから,指示を出してもポカ〜ンとしているんですね)

16

ベンチで遊んでいる。(ベンチから試合を見ると,「ああすればいいのに」とか,いろんな事がわかりますよ)

17

試合が終わると途端に元気になる。(その元気を試合で出せよ)

18

気に入らないと,すぐ拗ねる。(低学年の末っ子に多いタイプ。大抵はポジション競争に生き残れません)

19

気に入らないと,仲間を蹴ったりどついたりする。(いくら子供だからと言っても,許されません。度重なれば,退団!)

20

指導者を友達と誤解している。(指導者もなつかれるのはうれしいのですが,親しき中にも礼儀有り!)

21

試合の準備や後片づけを率先してはやりたがらない。(知らんぷりしていたら,親がやってくれるんだも〜ん)

22

トレセンや選抜チームに選出されると,いきなりチーム内でいばり始める。(そんな選手はトレセン・選抜チームには行かせません)

父母の場合

1

ベンチの作戦は無視して,選手に指示を出す。(是非,指導者としてベンチに座って下さい)

2

試合中、興奮して思わずコート内に入ってしまう。(気持ちは分かりますが . . . )

3

生半可な知識で,自軍に不利な判定に大声で文句を言う。(過度の場合には,退席させられます)

4

サイドラインから1メートルあたりに大挙して陣取り,自軍に不利な判定に大声で文句を言う。(右翼政治結社みたいで怖い!)

5

ファーサイドまで歩くのが面倒臭いので,自軍ベンチ後方で大声で応援するお母さん達。(ファーサイドでみんなで盛り上がりましょうよ)

6

ゴールポストそばからキーパーに指示を出す。(禁止事項です)

7

ゴールポストそばからビデオや写真を撮るお父さん。(これも禁止事項です)

8

試合場での禁止事項なので注意すると,喰ってかかってくるお父さん。(チームにペナルティが課されることがあります)

9

当番日には必ず急用ができるお母さん。(みんなで子供をサポートしましょうよ)

10

自分の子供が出場する試合以外は当番をやらないお母さん。(みんなで子供をサポートしましょうよーその2)

11

選手の送迎当番なのに,自分の子供と家族を乗せてさっさと行ってしまうお父さん。(おいおい!送迎当番って何?)

12

スポ少を習い事と勘違いし,会費を払ってさえおけば世話してくれると思っている。(スポ少の理念を学習してね)

13

試合中に大きな声で談笑しているお母さん群。(試合への集中力を子供から学びましょう)

14

「あんなチームに負けて」と,あんなチームのそばで話しているお母さん群。(マナーの学習が必要です)

15

どこかのバーへの出勤途中のような、濃い化粧と派手な服装で現われるお母さん。(年輩のコーチには好評かも)

16

レギュラーから外れると,応援に来なくなるお父さん。(応援に来てもらいたいがために,子供が無理をします)

17

レギュラーから外れると,その理由を監督に詰問するお母さん。(他の子供だって努力しているんですよ)

18

レギュラーから外れると,陰で指導者の悪口を吹聴するお母さん。(それで気が済むなら,いくらでもどうぞ)

19

自分の子を信じて疑わず,自分の子が指導者に叱られると,指導者が悪いと思い込むお母さん。(溺愛は選手をダメにします)

20

当番が面倒なので,子供を入団させない。(子供の成長の芽を潰してはいけません)

21

強いチームに越境してでも入団させる。(小学校で子供が浮いてしまいませんか?)

22

強いチームに移籍させたがる。(子供にとってチームメートとの別れは辛いものです)

指導者の場合

1

試合中「バカヤロー」「何やってんだ」を連発する。(結構いるんだな〜,これが)

2

反対に,全く指示を出さないベンチ。(試合中のアドバイスも,選手には効果的です)

3

叱ることが愛情と勘違いしており,誉めるより叱ることが圧倒的に多い。("巨人の星"の世代?)

4

自分の子供にはやたら厳しいお父さんコーチ。(お父さんコーチの典型らしいです)

5

試合中に選手を叩く。(見ていて不愉快になる No.1 です。監督にもレッドカードは出るんですよ)

6

負けるとやたら選手を叱り、果てはグランドを走らせたり「歩いて帰れ」と言い出す。(不満を選手にぶつけないように)

7

負けると審判のせいにする。(負け試合では,判定が自チームに辛かったように思えるものです)

8

判定に大声でクレームするベンチ。(ほどほどに。審判がカードを探し始めたらもう遅い!)

9

試合後に選手を残し,風のように帰ってしまう監督・コーチ。(一言のアドバイスが選手を育てます)

10

大きな点差で負けてくると,試合途中で帰ってしまう監督。(選手とは一連託生でしょうがに)

11

勝てない試合だと,来ない監督・コーチ。(それでも選手はがんばります)

12

お気に入りの選手は何があろうと出場させる。(その方が安心ですか?)

13

「この選手は○○だ」と思い込んだら,その選手の悪い面ばかりが見えて,上達が見えなくなる。(よくある失敗です)

14

「少年サッカーは楽しければ良い」と,勝負に全くこだわらない監督。(勝利への執念が必要なことも教えましょう)

15

自分の子供の試合にしか来ないお父さんコーチ。(子供が卒業するとコーチを引退することが多いようです)

16

他チームの有力選手を引き抜くために暗躍する監督。(プロならいざ知らず)

17

たまに来ては,言いたいことを言って行く。(指導者OBや年輩指導者に多いタイプ)

18

めったに来ないのに,大きな顔をして仕切りたがる。(たまには練習に来いよ)

19

仕事を理由に,公的な役を絶対引き受けないコーチ。(やる気がないと,やれないものです)

20

逆に,練習や試合には来ないが,公的な役は大好きな監督・コーチ。(スポ少は政治団体ではありません)

21

選手と一緒にミニゲームをやり,足腰がおかしくなって病院へ行く。(まだ若いと思っているのは自分だけ)

22

来る早々「今日は寒い(暑い)から、練習は早く終わりにしよう」と言い出す。(そんなら来るな!)

23

練習中に談笑ばかりしている。(子供の面倒を見てよ)

24

試合中に,ベンチでタバコを吸い始める。(ついついかも知れませんが,とんでもありません!)

25

試合中に,ベンチから本部にやって来てタバコを吸い始める。(これも絶対ダメ!)

審判の場合

1

自分の審判が絶対だと信じて疑わず,他人の判定に何かと文句を言いたがる。(審判指導部の長老に多いですね)

2

判定の間違いを決して認めない審判。(下手な審判ほど「自説に固執すること=毅然たる審判の態度」と思っています)

3

自チームに有利なように判定する帯同主審。(得失点差が絡んでくると,希にあるようです。忠告しても開き直られます。資質の問題)

4

やたらPKをとりたがる主審。(試合を面白くしようとして,演出しないように!)

5

ロスタイムが異様に長い主審。(もしかして,試合に熱中していて,時計を見ていない?)

6

動き回る範囲が極端に狭い主審。(年輩に多いタイプ。一般的に,若い主審ほど走り廻ります)

7

プレーを見落として,焦って線審と顔を見合わせる主審。(こんな時に限って,線審も見落としているものです)

8

線審をほとんど見ない主審。(初心者に多いミスです)

9

カードを出したくてウズウズしている主審。(本部やベンチで見ていると,あら探しモードに入ったことがバレバレ)

10

選手のスピードについて行けない線審。(6年生ともなると,マジで速いんです)

11

選手についついアドバイスしてしまう線審。(近くで見ていると,つい気持ちが入っちゃうんですよね)

12

あまりにボールが来ないので,試合以外の所を眺めている線審。(出番が無くて退屈なのはわかりますが . . . )

13

オフサイドの瞬時の判断が苦手な線審。(試合に見入っていると,判断ができません)

14

試合中,ボールによく当たってしまう主審。(予測とポジショニングが大事です)

15

ハーフタイムに,タバコを吸う。(審判をやっている試合の間くらいは,禁煙しましょう)

 

 

 さて,思い当たる生態は何項目ありましたか?

ない

:素晴らしい環境のもとで,天使のサッカーチームと言えるでしょう。

1〜15項目

:理性的な人間が集まり,高い理想を抱いてサッカーをしています。

16〜30項目

:人間くさい環境ですが,まだまだ健全でしょう。

30〜51項目

:問題はあるものの,平均的なサッカー団でしょう。

52〜66項目

:問題が内包されています。みんなで話し合って,早期に解決しましょう。

67〜77項目

:かなり深刻な状況です。各自の自発的かつ真摯な反省が危機を救います。

78〜83項目

:サッカーより,人間性を鍛えなければ。

84項目すべて

:こんな状態では未来はありません。今すぐ団を解散しましょう。

 

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